【作例あり】Canon 6Dという4万円で買える必要十分なフルサイズ一眼レフをおすすめしたい

2025年5月 6日
【作例あり】Canon 6Dという4万円で買える必要十分なフルサイズ一眼レフをおすすめしたい

4万円で買える必要十分なフルサイズ一眼レフ、Canon 6Dを使ったんだワ。

先日カメラオタクの友達を含めた予備校の友達と旅行に行ったのですが、その時彼から、
「Canonの6Dって今めちゃ安いし、必要十分な性能あるから絶対レビューすべきだよ」と言われ、借りて実際に何度か旅行で使うことになりました。
今さら感のある機種ではあるんですが、使ってみた後、値段を聞いたら「これ、逆に今が一番お得なんじゃないか」と思ってしまったんですよね。中古で買えるフルサイズ一眼レフって、ぶっちゃけ今どきどうなの?って思われがちだけど、Canon 6Dは意外と「今でもめちゃ使えるじゃん」っていう発見があるカメラでした。
その中古価格まさかの4万円台。ちょっと前までメイン機でガチ運用してた人も多い名機がこの値段、冷静に考えてやばいです。今回は、そんなCanon 6Dを旅行や日常で実際に使って感じたことを、紹介していきます。

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Canon 6Dとかいうあり得ないコスパのフルサイズ一眼レフ。

Canonが2012年に出した、初代のフルサイズ一眼レフの中ではかなりコンパクトなモデルです。プロ向けというよりは、5Dシリーズをちょっとカジュアルにしたような位置付けで、軽量ボディに必要十分な性能が詰まってます。中古市場では、今でも動作品が4万円くらいで出回っていて、値段のわりに写りはしっかりフルサイズ。しかもバッテリーの持ちも良くて、旅行中も予備電池なしで普通に一日回れます。今回は友達に6Dと一緒に借りたEF40mm f2.8をつけて使ってます。流石にこのレンズが一番良い。

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このサイズ、全然ミラーレスより良いんじゃないか

6Dを使ったのは、予備校時代の友達と伊豆に遊びに行ったとき。レンズは40mm f2.8のパンケーキをつけてました。作品撮りっていうより記録の延長にあるような写真。でも、あとから見返すと「こういうの、撮っておいてよかったなぁ」って思うんですよね。きれいに決まった1枚というより、そのときの空気とか、友達の笑い声とか思い出せる写真のほうがずっと残るというか。過去しか存在しないんだなあと思いました。

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6Dにつけるならこのレンズ一択。ボディと合わせて5万円は破格すぎる

6Dって、見た目よりもずっと小さいです。パンケーキレンズとの組み合わせだと、バッグに雑に突っ込んでも全然ストレスないサイズ感。最近のミラーレスにでかいレンズつけるの、正直だいぶナンセンスだと思ってます、ダサいので。
薄いボディに長くて重いレンズは、バランス的にも微妙で。6Dはそのへんの見た目と実用性のバランスがすごく良くて、「これで良くない?」ってなりました。シャッター音も心地よくて、特にミラーレスに慣れてる人はテンション上がると思います。軽めの音だけど、ちゃんと"撮った感"はあるので、撮影体験として楽しいです

EOS 6Dを使ううえで、レンズに何を選ぶかってすごく大事なんですよね。フルサイズボディを生かし切れる描写を求めると、どうしてもLレンズが頭をよぎるけど、学生の身としては現実的じゃないし、ましてや街スナップでLズーム振り回すのもなんか違うなと思ってました。そこで出てきたのが、先ほどから名前の出ている「EF40mm F2.8 STM」。通称パンケーキレンズ。これが最高にちょうどいいんですよ。まず見た目が好きです。EOS 6Dにつけると、なんだかマニュアル露出時代の古い一眼レフっぽいシルエットになる。パンケーキという名前のとおり、めちゃくちゃ薄くて、ボディキャップみたいな存在感。だけど写りはだいぶ良くて、絞れば全然キレるし、開放だとちょっと甘さが残ってそれがまた良いんです。これが1万円ちょっとで手に入るというのが信じられない。
EFレンズはどのマウントにもアダプタ経由でくっつくような、実質的ユニバーサルマウントなので、とりあえず40mm f2.8は買っといて間違い無いです。50mm f1.8もいいけどもっと小さいしね。

5Dや初代a7との比較。6Dは"遊べる"必要十分なフルサイズ

写りに関しては、「古いフルサイズだなー」っていう印象。RAWの階調はちょっと控えめだけど、色のりは素直でいじりやすい。感覚的には初代a7やRX1Rに近いですね。5Dや5Diiと比べると、操作感とかライブビューとかの使い勝手がかなり改善されてて、
「あっ、これなら今でも全然使えるじゃん」ってなる。5Dが必要最低限なら、6Dは必要十分って感じです。
正直、今5D系の値段も上がってきてるから、それなら6Dのほうが性能もコスパもいい。特に中古相場で見たときに、4万円でこれだけできるフルサイズってCanonくらいじゃないですかね。

正直、最初は「まあ古いカメラだしな」と思っていたのですが、旅の終わりに撮った写真を見返すと、「こういうの、やっぱり撮っておいてよかったな」と思えました。作り込まれた作品写真も好きですが、何気ない記録こそ写真のイデアなんだなーと感じさせてくれる体験でした。そういう意味で、このカメラの"ちょうどよさ"が、記録の延長線にある日常的な写真に本当に合っていたのかもしれません。小さいカメラ is 正義。大判なんてもってのほかです。

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5Dとか5Diii、sony a7初代もかなりいいカメラだと思っていますが、利便性とかも考えるとやっぱり6Dのコストパフォーマンスは異常。

"遊べるフルサイズ"がほしい人にこそすすめたい、サブ機でもメインでも。

今回、一緒に旅行に行ったカメラオタクの友人から「6Dマジでいいからレビューしてよ」ってフルセット借りて使ったんですが、素直に良かったです。なにより「必要十分」って言葉がしっくりくる。見た目も、使い心地も、写りも、「過剰じゃないけど不満もない」。これはほんとバランスがいいカメラだと思います。特にCanonのEFレンズって、いま見てもコスパ最強レベルなんですよ
40mm f2.8や50mm f1.8で始めて、ちょっと上を目指すなら24-105mm f4とか揃えれば、10万円以内でオールラウンドな構成が組めちゃう。ミラーレス持ってる人にも、撮影スタイルを変えるサブ機としてかなりおすすめです。
6Dで撮ると、なんか「カメラを使ってる」って実感が戻ってくるんですよね。この6Dは、かつて使っていた5Dや5D Mark IIにかなり近い使用感がありますが、操作系やユーザビリティの面でアップデートされていて、単純に"ちょっと新しい5D"という感じ。しかも価格は4万円程度と破格。今や5D初代・2代目も値上がり傾向にある中で、6Dの方が軽くて性能も良いとなると、正直こちらを選ばない手は無いですね。描写に関しては、古いフルサイズらしい落ち着いた階調。SONYの初代α7や、以前紹介したRX1Rにも近いテイストで、RAWの余白感や色の転がしやすさも同様です。もちろん最新ミラーレスのような解像やダイナミックレンジを期待するのは違いますが、レンズ次第では"フルサイズらしい写り"の余裕も感じられます。

まとめ:今あえて6Dを選ぶの、おすすめです。かなり。

今回、Canon 6Dを借りて使ってみて、本当に"必要十分"という言葉がぴったりだと感じました。機材にこだわると、どうしても"もっといいものを"と欲が出てしまいがちですが、写真の本質的な喜びって、こういうカメラでもう十分味わえるんですよね。ななしきの友達の中でも割とまだ6Dを使い続けている人は多いですし、「画質なんて15年前からそこまで進化してない」と感じさせられます。CanonのEFレンズも今は非常にコストパフォーマンスが高く、EF40mm F2.8やEF50mm F1.8、そして24-105mm F4などを揃えても10万円以下でかなり万能なセットが組めます
正直、今からフルサイズ一眼レフを始めるなら、これほど"遊べる"カメラはないかもしれません。「安くて良い中古カメラを探している」「ミラーレスばかりで飽きた」「旅先に軽くて写りのいいカメラが欲しい」そんな人に、Canon 6Dは今なお強くお勧めできる一台です。

YouTubeでもレビュー動画作ってます、是非 → https://youtu.be/UF0m7LQzcmQ
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