【作例あり】GH5は10bitでLog撮影できるのに7万円で買えて最強

2025年4月24日
【作例あり】GH5は10bitでLog撮影できるのに7万円で買えて最強

コニチワ、ななしきです。去年くらいに林さん(@hayashiwithcats)と10万円で映像を割と本格的に始めるには、
何の機材を買うのが最適解なのかな、という話をしていました。その話は結局、Lumix GH5が最強という結論で終わりました
実際YouTubeでその話もしたのですが、僕は触ったことなかったので、正直若干地に足がついてないレビューなんですよね。
ということで今回は、実際にメルカリで7万円のLumix GH5を買ったので、北海道の離島、礼文島にレビュー動画を撮りにいく企画です。

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Lumix GH5を今更買った理由

前述した通りYouTubeのコンテンツ用という側面はあるのですが、実はFX3よりライトに使えて、BMPCC4Kのサブ機になる映像用のカメラが欲しかった、というのがあります。
というのも、FX3一式をそろそろ売っぱらってMFTとZに乗り換えようかなとも考えていました。GH5はその計画の一歩目というか、MFTの10bitのLog撮影とかどんなもんなのかな、というのを見るために買いました
結構古いカメラなのですが、とにかく7万円というか、15万円以下のカメラで10bitのLogが撮れるカメラが、ほぼ唯一GH5だったというのもあり、そういう興味もあります。

ちなみに作例はこのYouTubeの映像からどうぞ、ブログではスクリーンショットを載せておきます

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リグを付けると結構本格的な映像カメラにも見えて、かっこいいじゃんという話。

Lumix GH5は今、コスパ最強映像カメラである

まずはGH5の特筆すべきスペックを並べます

①4K 60p撮影可
②10bit V-Log撮影可
③ボディ内5段手ぶれ補正
④センサーがマイクロフォーサーズだからレンズが全部安い

この四つがかなりおすすめなポイントです。もう一度言いますが、これメルカリとかで7万円ですよ
10bitのLog撮れるカメラなんて基本30万円とか、FX3なんか55万円くらいしますからね今(俺が高一で買った時は36万円くらいだったのに...)
とりあえずVlogやりたい人も、自主制作の映画やMVの撮影である程度本格的な映像カメラが必要な人も、これから映像やる人も全員に手放しでおすすめできると思います。シンウルトラマンとかでもGH5全然使われてますし、僕の周りにも仕事に全然現役で使ってる人います。特に学生でこれから映像やっていきたいけどローンとか組むのは怖い..って人はGH5一択だと思います。2025年現在必要とされている映像のスペックには全然対応してる感じしますよね。

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マイクロフォーサーズのレンズ、安すぎ

純粋に写すセンサーサイズが半分だからってのもあると思いますが、MFTのレンズってめっちゃ安くて感動しました。
作例の動画とかで使っているのはPanasonic 12-60 f2.8-4っていうレンズなのですが、これも4万円くらいでした。
中華レンズとか安めのズームレンズで揃えれば、ボディ7万円+レンズ2万円+SDなど小物類1万円みたいな感じで、合計10万円で映像を始められると思います。正直フルサイズかって同じレンズとフィルター使い回すより、MFTで沢山レンズ表現の幅を持っておいて、他の部分でお金を使った方が、とりあえず手っ取り早く作品やVlogの質を上げられると思います。

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10bitのV-Logはカラーグレーディングしやすい!

GH5のいわゆるLog撮影にはPanasonic独自のV-Logというフォーマットが採用されています。これが10bitなこともあってまぁ使いやすい。普段FX3とBMPCC4KのS-logとBrawを使っていますが、その二つとも違うけど、確実に色を思い描いた方面に調整できるポテンシャルを感じました。余談ですが、CanonのC-log(R5)とか富士のFlog(X-H2)なんかはちょっと自分に合わなかったです。
正直Sigma fpで撮るcinema-DNGよりもいじりやすいと思います。流石panasonic、Lumix

というか、夜間以外はあまりセンサーサイズの差を感じませんでした。まぁ絞っていたり小さい画面で見ていることもあると思いますが、全然"これでいいな"と思いました一方夜間のノイズ耐性は全然ダメです。FX3の感覚で夜の町とかをVlogで撮影しましたが、正直絵的にはかなり汚いしアクションカムレベルだなぁと思いました。グレーディングのやり方によってはもっときれいになると思います。僕はカラーグレーディングかなり雑なので。しかし、これも照明を焚いたり、明るい小さいレンズ(F0.95)とか持っておけばいいのかもしれません。そういう点では、手間はかかるけど確実に欠点を潰せるのは良いですね。

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軽いし、バッテリー持ちが良い気がする

GH5はボディだけで645gで割と軽めです。触ってみるとわかりますが、プラスチックっぽいボディなこともあり軽いです。
礼文島まではLCCと電車と船を使ったのですが、Pentax645zと2kgのmacbookも詰めた上で大体7kgに収まってたので、かなり助かりました。ボディというか、レンズが軽いんですよね。同じようなスペックのレンズはFX3ならGM24-70とかなので。
あと、バッテリー持ちがなんか良い気がします。割と頻繁に使いましたが、6日間の旅で2回も充電しなかったと思います。というか、できなかったんですよね、車中泊だったので。
IMG_5707.jpg↑持っていったカメラ

Lumix GH5についてのまとめ

ということで今回は、多分現状コスパ最強の映像カメラ、Lumix GH5について今更紹介しました。
正直めちゃめちゃ良いカメラなので、この良さが広まって売り切れる前に買った方がいいです、MFTの時代が来る...!
写真についてのレビューがないじゃん!って話なのですが、正直写真に関してはかなりショボかったので紹介しません、これは映像を撮るためのカメラです。(比較対象が645zとかなので)載せている動画の色が濃いのとか解像度が低いのはななしきの好みなので、
綺麗にグレーディングすればちゃんと綺麗になると思います。にしてもこの安さとスペック、おかしいんですよね...。
中古の台数もかなり多いので、これから映像制作をやり始める人、少しiPhoneとかからステップアップしたい人はかなりおすすめです。新品で15万円とかで買えるカメラより、全然こっちの方がいい映像撮れます
10bitってプロ用だから...という留意は実は全然的外れで、素人だからこそめちゃくちゃな編集しても耐えてくれる10bitを使うべきだと思ってます。僕は10bitでも破綻するので今はRAWで動画の色を編集してます。何も考えることはありません、まずは買ってみましょう。以上です。またレンズとかも紹介します。

詳しい解説や作例映像はこの動画で取り扱ってるので合わせてご覧ください

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おすすめのアイテムを紹介します

最近amazonのアソシエイトリンクが使えるようになったので、ここでは僕が普段使ってるちょっとした機材や本を紹介します
Tipsみたいなものです。この記事が役に立ったなと思ったら是非リンクからなんか買ってください、なんでもいいらしいです。

可変じゃないNDフィルター
映像やるならNDフィルターは必須だと思いますが、可変NDは良いやつ買わないとムラとか出て使い物にならないじゃないですか
そこで使いたいのが"可変じゃない"NDフィルター。マトモな可変NDが1万円以上する中で、とりあえずムラはなく重ね付けすることで可変的にNDフィルターを使えるので、かなり破格でおすすめです。正直最終的には可変ND買う事になるとは思いますが、趣味程度ならこのNDフィルターセットの方でも良いと思います。最安のNEEWERでどうぞ。

風防シール
普通にマイク買っても良いですが、とりあえず環境音だけ綺麗に録りたい人はこれでも良いかもしれません。500円くらいだし
カメラの内蔵マイクのところに風防のシールを貼って、風切り音を軽減するやつです。結構馬鹿にならないくらい使えて、神。